自宅用の巻き爪グッズ、方式ごとの向き・不向き。買う前に確認する4項目
巻き爪専門治療院ドクタリスト札幌大通り・福岡天神:2008年開院・15年以上・延べ約30万症例以上ドラッグストアや通販で買える巻き爪グッズは、ここ数年で一気に増えました。選択肢が多いのはありがたいのですが、どれが自分の爪に合うのかは書かれていません。
結論だけ先に
グッズは「良い・悪い」ではなく方式ごとに向く爪が違うだけです。選ぶときに見るのは4つ。今の痛みの程度/爪の厚み/続ける期間ぶんの消耗品/自分の手が届くか。ランキングの順位より、この4つが先です。
4項目を確認したうえで比較したい方へ。当店のセットがどの型にあたるかと、その内容をまとめています。
セルフケアセットの内容を見るまず、方式は4つの型に分けられる
商品名は数十ありますが、仕組みは大きく4つです。名前ではなく型で理解しておくと迷いません。
| 型 | 仕組み | 向きやすい状態 |
|---|---|---|
| テープ型 | 伸縮性のテープで皮膚を引き、当たる面を逃がす | 今の痛みをやわらげたい段階。爪が短い方 |
| クリップ型 | 爪の両端を挟んで持ち上げる | 両端を挟める長さがある方。着け外ししたい方 |
| ワイヤー型 | 形状記憶の性質を使い、爪の縁に掛けて広げる | 爪に厚みがある方。角を残せている方 |
| プレート型 | 爪の表面に接着剤で貼り、面で支える | 爪が短めの方。着けたまま生活したい方 |
公開情報を見ると、方式の数え方は書き手によって8種類、10種類と分かれます。程度、爪の厚み、仕事やスポーツといった生活条件で選択が変わるという説明がされていて、これは実感と合います。
素材による差もあります。ある解説では、銅をベースにした形状記憶合金はニッケルチタン合金より矯正の力がやや落ちるものの、加工しやすいという整理がされていました。強いほうが良いという単純な話ではないということです。
買う前に確認する4項目
1. 今、炎症があるか
最初の関門です。赤み、膿、盛り上がった組織のどれかがあるなら、どの型を選んでも合いません。専門家の中には、痛みが強い陥入爪のタイプには市販品の効果はいまひとつかもしれない、と書いている方もいます。
この場合はグッズ選びより受診が先です。判断の目安は別の記事にまとめました。
2. 爪に厚みがあるか、薄いか
厚い爪と薄い爪では、同じ力をかけても反応が違います。厚い爪に弱い力をかけても動きませんし、薄い爪に強い力をかけると割れます。
ここは自分でおおよそ判断できます。爪切りで切るときに、硬くて刃が入りにくいなら厚いほうです。
3. 続ける期間ぶんの消耗品が入っているか
ここが一番見落とされます。単品を1つ買っても、貼り替えや交換の周期が来たら追加が必要です。
院での交換周期の公開情報を見ると、プレートを貼る型は月1回で3〜7回、ワイヤーの型は1〜2か月に1回で2〜3回。方式によりますが、いずれも1回では終わりません。
だから「何回ぶん入っているか」を先に見てください。値段の安さと、続けられるかは別の話です。
4. 自分の手が届くか
地味ですが実務的な項目です。足の親指に自分で細かい作業をするのは、思ったより体勢がきつい。腰や膝に不安がある方、体格によって届きにくい方は、着け外しの回数が少ない型のほうが続きます。
家族の方にやってもらう前提なら、この条件は外れます。
下地を整えるかどうかで、持ちが変わる
方式の話とは別に、共通する落とし穴があります。爪の表面をそのままにして貼ると、早く外れます。
医療機関の解説にも、外来で接着剤を使う場合でも相手が爪なので時間がたつと接着が弱くなる場合がある、油断して紛失しないように、という注意が書かれていました。プロが施術してもそうなるものです。
院での施術の流れを公開しているところを見ると、装着の前に、爪の長さを整える、端をなめらかにする、表面を整えるという工程が入っています。同じ順番でやるだけで、持ちは変わります。
つまり、グッズ本体だけでなく、やすりや表面を整える道具があるかどうかも選ぶ基準になります。
100円ショップのものはどうなのか
関連する検索が多い話題なので触れておきます。安価な製品を試すこと自体を否定はしません。ただ、判断は上の4項目でやってください。
爪の湾曲を持ち上げるタイプ、爪まわりの皮膚を保護するタイプ、絆創膏に近いタイプなど、同じ棚に狙いの違うものが並んでいます。ここを取り違えると、痛みは引かないまま消耗品だけが減ります。
特に3番目です。1つ買って外れたら終わり、というものだと、痛みが戻ったところで止まります。それだと結局、費用を抑えたことになりません。
※ 当店のセットの型・同梱品・費用の考え方については、セルフケアセットの案内ページをご覧ください。
当店のセットの位置づけ
比較の材料として、当店のものも事実として書いておきます。優劣を言うものではありません。
型はプレート型です。爪の表面に矯正プレートを貼り、専用接着剤と専用ショットで固定します。上に書いた下地の工程を自分でできるように、やすり、施術スティック、簡易グラインダーまで一式が入っています。冊子と動画マニュアルが付いていて、3ステップの手順で進めます。
消耗品の考え方は、回数ぶんをまとめて持つ形です。20回ぶんで17,380円(定期コース)、1回あたり790円(税込869円)になります。10回ぶん・1指ぶんのコースもあります。定期コースは期間の縛りがなく、マイページからいつでも解約できます。
プレートは完全日本製で職人の手仕上げです。一般医療機器として届出済み(届出番号 11B1X10025125601)。効果には個人差があります。
院に通う方法と併用しても構いません。重度の場合や炎症がある場合は医療機関を受診してください。
よくある質問
強い力で広げるほうが早いのでは
爪の厚みに対して強すぎる力は、割れや痛みにつながります。素材の解説でも、矯正の力が強いことと適していることは別に扱われていました。ここは慎重にいくほうが結果として早いことがあります。
何日くらいで貼り替えますか
爪の伸び方と生活によって差が出るため、一律には言えません。院での目安は月1回程度です。浮いてきたと感じたら、そのタイミングで整えてから貼り直してください。
両足の親指をやりたいのですが
2指ぶんのコースを選んでください。1指ぶんを2つ買うより、まとめたほうが回数あたりの負担は下がります。
プレートを貼ったまま靴は履けますか
爪の表面に薄く貼るものなので、通常の靴では問題になりにくいです。ただ、つま先が狭い靴は爪そのものへの負担になります。足に合った靴を選ぶことは、どの方式を使う場合でも共通して大事です。
次にやること
買う前に、指を見て2つだけ確認してください。炎症があるかどうか。爪が厚いか薄いか。
この2つが決まれば、選ぶ型はかなり絞られます。順位表を上から読むより早いはずです。相場を知りたいだけなら、比較サイトの価格帯を眺めるより、必要な回数から逆算したほうが実用的です。
炎症があった場合は受診したほうがいいサインを、切り方から見直したい場合はセルフケアで失敗する人の共通点を、総額の見積もりを知りたい場合は終わるまでの総額で考える費用の話をご覧ください。
同梱品と費用の考え方をまとめたページをご用意しています。
巻き爪セルフケアセットを見る当店で扱っているもの
・自分で巻き爪矯正セルフケアセット 10回用(1指)定期コース:1指・回数少なめから試す場合
・自分で巻き爪矯正セルフケアセット 20回用(2指)定期コース:2指ぶん、または回数を多めに見積もる場合
・巻き爪専門院公式 爪やすり 3本入り:貼る前の下準備に使う道具
・商品一覧:接着剤やプレートの単品はこちら
当店が扱う矯正プレートは一般医療機器(届出番号 11B1X10025125601)です。巻き爪専門治療院ドクタリスト(札幌大通り・福岡天神)監修。効果には個人差があります。痛みが強い場合、赤み・膿・盛り上がった組織がある場合は医療機関にご相談ください。
この記事の著者・監修
巻き爪専門治療院ドクタリスト札幌大通り・福岡天神:2008年開院・15年以上・延べ約30万症例以上
器具の強さを比べる前に、爪の厚みと炎症の有無を見てほしいと思います。そこを飛ばすと、どれを選んでも続きません。
巻き爪北海道 札幌大通り本院(北海道札幌市/011-252-3200)と巻き爪福岡 天神治療院(福岡県福岡市/092-737-2066)で巻き爪のケアに携わってきた知見をもとに、当店のセルフケア用品の企画と監修を行っています。本文であげた他院の金額や回数、公開データは、各院や公的機関が出している情報の引用です。医療行為の可否や治療方針の判断は、医療機関にご相談ください。効果には個人差があります。
当店が扱う矯正プレートは一般医療機器(届出番号 11B1X10025125601)です。
運営会社・監修元・両院の所在地・製品の医療機器区分については監修者・運営者情報にまとめています。